個別相談の感想 中学3年生
相談者:東京 中学校3年生 Kさん
「進路相談」
一通のDMが届きました。
Kさんは、以前私の動画に
質問をしてくれていました。
希望する学校に定時制高校を考えていました。
自分が行きたい高校があるのに
親から希望する進路について
否定され続けて悩んでいたのです。
Kさんの質問に答えながら、
話を聞いていくにつれて、
詳しく自己分析もしっかりできており
自分の将来を見据えた上で
進路を決断したことがわかりました。
文章もしっかりとした内容で、
真剣度や進路への想いがとても感じ取れました。
そのため、Kさんが納得するまで
全ての質問に答えていきました。
上述は相談後の感想です。
相談後、やる気を取り戻し、
自分自身と親と真剣に向き合う勇気を
取り戻すことができました。
私も親に全否定され
続けられた経験がありました。
その経験を踏まえて
とても大切にしていることがあります。
それは、高校を選択する際に、
自分が行く学校については
「本人の意思で決めること」です。
たしかに、
進路を選択する際には、
一番身近な人生の先輩でもある親の意見を
聞くことはとても大切です。
親は様々な人生経験もしているから、
色んなことを伝えたいお気持ちも理解できます。
しかし、
本人が行きたい学校を自分で決めて
行くことが重要だと考えています。
自分で決めることで、
進路に対して納得でき目標ができます。
また、やる気も断然違いますし、
自分で決めた責任感も自然と湧いてきます。
さらに、親から応援してもらえることで
親に感謝する気持ちも生まれてきます。
Kさんは、親から否定され続けたことで、
かなり追い詰められてしまいました。
「親に否定だけされ続けて、
僕は正直もう自分の将来お先真っ暗なのかな
と思っていしまいます」と胸の内を伝えてくれました。
Kさんのように、
追い詰められてしまうこともあるのです。
私は様々な相談を受けていて、
Kさんと同じ悩みを抱えてる子どもが多いと感じています。
子どもが追い詰められないためにも
まずは、「親が本人の意見をしっかり聞いてあげること」
が大切だと思います。
もし親子で会話ができる関係であれば、
信頼関係も深まり親子関係も良くなります。
また、子どもは前向きに進路や物事を
決めやすくなります。
もちろん、親の意見もとても大切です。
もし親子が険悪な関係になると何も伝わらないし、
誤解されることがあるから勿体無いです。
今回のKさんの相談や様々な相談を受けていて、
世間では、まだまだ定時制高校についての
偏見がかなりあると感じています。
昔と現在の定時制高校の環境では全く違います。
通ってる学生も様々です。
少しでも定時制高校のことを必要とする人に
1人でも多く知ってもらうように伝え続けていきます。
子どもの選択肢は
たくさんある方が良いです。
数ある選択肢の中から
自分に合うところを見つけられ、
自分で選択し判断ができるような情報を
これから少しずつ発信を続けていきます。
必要としている人に、
少しでも参考になり
お役に立てれば幸いです。