― 私の人生を変えた一人の恩師 ―

「あすなろ」という名前には、
私の人生の原点があります。

私は、小学校4年生の頃、
学校に行けなくなり、
家に引きこもるようになりました。

担任からの虐待、いじめを受けていたため
重度の人間不信になっていました。

そのため、

人を信じることもできず、
心を閉ざし、
親や兄弟にも会えない日々を過ごしていました。

そんな時、
一人の先生が家を訪ねてきました。

その方が
「あすなろ塾」の西山かつ子先生でした。

西山先生は、
誰かに頼まれたわけでもなく、
お金をもらうわけでもなく、
ただ私の家を訪ねてきてくれました。

しかし、
当時の私は、
心に大きな壁を作っていました。

「帰れやん!」
「来るな」

そんな尖った言葉を
何度もぶつけました。

それでも西山先生は、
怒ることもなく、
変わらず私に会いに来てくれました。

「佐戸くーん!会いに来たよー!」

明るく元気な声で来てくれました。

その姿を見て、
私は少しずつ西山先生の想いが伝わってきました。

「この人は、他の大人とは違うかもしれない、、、」

時間をかけて、
少しずつ心が動き、

私はもう一度、
人を信じることができました。

もし、西山先生がいなければ、
私は教師になることも、
フリースクールを作ることもなかったと思います。
生きているかどうかもわかりません。

西山先生との出会いが、
私の人生を変えてくれました。

だから私は、
その想いを受け継ぐ意味を込めて、

この場所を

「あすなろフリースクール」

と名付けました。

教育のバトン

私は西山先生に
よくこう言っていました。

「先生の意思を継ぐけん!」

それは
塾の先生になるという意味ではありません。

西山先生が
私にしてくれたこと。

それを、
次の世代に繋いでいく。

その想いです。

教育は、
人から人へと受け継がれていく
バトンのようなものだと思っています。

同じように苦しんでいる
子どもたちや保護者の方へ
手渡していきたいと思っています。

西山先生へ

もし先生に
もう一度会えるなら、
私はこう伝えたいです。

「西山先生、今までありがとう。
先生のおかげでここまで成長できたよ。

先生の意思を継いで頑張るから、
安心して、あとはおれに任せてゆっくり休んでね。」

西山先生が私にしてくれたことを、
私は一生忘れません。

これからも
「あすなろ」の教育を通して、

一人でも多くの人が
自分の人生を取り戻せるように
歩み続けていきます。