このページは、
不登校や引きこもりなど、
今、
苦しさの中にいる方へ
向けて書いています。
そして、
「もう一度やり直したい」
そう思っているすべての方へ。
「あすなろ」という名前には、
私の人生の原点があります。
■私の人生を変えた一人の恩師
私は、小学校4年生の頃、
学校に行けなくなり、
家に引きこもるようになりました。
担任からの虐待、
いじめを受けていたため、
重度の人間不信になっていました。
そのため、
人を信じることもできず、
心を閉ざし、
親や兄弟にも会えない日々を
過ごしていました。
そんな時、
一人の先生が家を訪ねてきました。
その方が
「あすなろ塾」の
西山先生でした。
西山先生は、
誰かに頼まれたわけでもなく、
お金をもらうわけでもなく、
ただ、私に合うだけのために、
訪ねてきてくれました。
しかし、
当時の私は、
心に大きな壁を作っていました。
「帰れやん!」
「来るな」
そんな尖った言葉を
ぶつけたこともありました。
それでも西山先生は、
怒ることもなく、
否定することなく、
変わらず私に会いに
来てくれました。
「佐戸くーん!会いに来たよー!」
明るく元気な声で来てくれました。
その姿を見て、
私は少しずつ西山先生の
想いが伝わってきました。
「この人は、他の大人とは違うかもしれない、、、」
時間をかけて、
少しずつ心が動き、
私はもう一度、
人を信じることができました。
もし、
西山先生がいなければ、
私は教師になることも、
フリースクールを作ることも
なかったと思います。
生きているかどうかも
わかりません。
西山先生との出会いが、
私の人生を変えてくれました。
だから私は、
その想いを受け継ぐ意味を込めて、
この場所を
「あすなろフリースクール」
と名付けました。
■西山先生からもらった言葉と手紙
私は
「先生になる!」
という目標を掲げ、
定時制高校へ進む決意をしました。
その想いを伝えるために、
西山先生に会いに行きました。
そのとき先生は、
こう声をかけてくださいました。
「佐戸くんの笑顔は最高だから、
このまま一直線に全力で向かいなさい」
その言葉に、
背中を押してもらいました。
そしてその頃、
一通の手紙をいただきました。
とても短い手紙でした。
(※西山先生から頂いた手紙)

「佐戸君へ
あなたの笑顔
あなたの努力!
平成23年3月 西山」
という言葉を頂きました。
この言葉が、
当時の私にとっては
大きな支えでした。
自分の存在を認めてもらえたこと。
見てもらえていたこと。
そのことが、
どれだけ心を救ってくれたか
分かりません。
手紙を見つけたとき、
当時の記憶が一気によみがえり、
自分の原点を思い出しました。
■教育のバトン
私は
「人は出会いによって、人生が変わることができる」
と身をもって体験しています。
西山先生が
私にしてくれた関わり。
それを今度は、
私が次の世代へ渡していきたい。
それが、
「あすなろ」という名前に込めた想いです。
私は、
教育を “教えること” だとは
思っていません。
安心できる場所をつくること。
その人の存在を認めること。
それこそが、
本当の教育だと考えています。
私は西山先生に
よくこう言っていました。
「先生の意思を継ぐけん!」
それは
「塾の先生になる」
という意味ではありません。
西山先生が
私にしてくれたこと。
それを、
次の世代に繋いでいく。
その想いです。
西山先生のおかげで
いくらでも力が湧いてきます。
教育は、
人から人へと受け継がれていく
バトンのようなものだと
思っています。
同じように苦しんでいる
子どもたちや保護者の方へ
手渡していきたいと思っています。
■尊敬する大好きな西山先生へ
もし先生に
もう一度会えるなら、
私はこう伝えたいです。
西山先生、
今までありがとう。
先生のおかげで
ここまで成長できたよ。
先生の意思を継いで
頑張ってるから、
安心して、
あとは私に任せて
ゆっくり休んでね。
西山先生が
私にしてくれたことを
子ども達といる時に
いつも思い出すよ。
あのとき
何度も来てくださり、
本当にありがとうございました。
あの時間があったからこそ、
今の私があります。
私は、
先生から受け取ったものを胸に、
同じように苦しんでいる人たちと
向き合っています。
先生がしてくれたことを、
今度は私がつないでいくからね。
これからも
「あすなろ」の教育を通して、
一人でも多くの人が
自分の人生を取り戻せるように
歩み続けていきます。
■最後に
今、どんな状況にあっても、
人生は必ず切り開くことができます。
ここには、
あなたを否定しない場所があります。
必要なときに、
いつでも来てください。
